私が公認会計士・税理士になった理由

理由その1!

なぜセガを辞めて公認会計士を目指したのかというと
一つには,その当時セガは業務用ゲームの方では,確実に収益をあげていたのですが,家庭用ゲームでは任天堂に惨敗しているという状態でしたので,給料が非常に安く,このままセガでサラリーマンをやっていてもたいしていい暮らしができないと思ったからです。そのためには仮に転職してサラリーマンでいたところでたかが知れているので自分で城を構え,がっぽがっぽお金を稼ごうという野望に燃えたのです。そして,そこまではよかったのですがでは何をしようかと思っていろいろ過去の成功された経営者の話を見ていると,やはり皆さんそれなりに実家が裕福であったり,多少の元手を用意して始めているようなのです。

しかしながら,私はそのような状況にないので,元手いらずに独立開業できる道はないかと考え,資格取得をして独立開業するのがいいのではないかと思うようになったのです。

理由その2!

二つめは,大学在学中はバンド活動に夢中になり,全くといっていいほど勉強していなかったので,ここいらで一つまじめに勉強してみたいという気持ちがフツフツとわいてきたからです。大学受験に際しては,将来に対する明確な目標もなくただ,大学に合格するためだけにアクセク勉強していたので勉強することがむなしくなり,今後2度と意味のない勉強をすまいと心に誓っていたのですが,社会に出て勉強する目標が見つかったために勉強する気になったのだと思われます。社会に出て,自分がどういうに努力をすればどういう風に報われるかという道筋が見えてくるので,単にレールに乗って受験勉強をするのと違い,自分のために勉強するという前向きな気持ちが湧いてきたのでしょう。

それと,公認会計士の試験科目には簿記,原価計算,財務諸表論,監査論,経営学,経済学,商法があるのですが,当時仕事ではゲームに関することしかやっていないため,社会人として何だか知っておかないとヤバイのではないかと思われるものがその試験科目の中に多々含まれていたのも会計士を目指した理由の一つです。

また,そうはいってもなぜ会計なのかと思われるかもしれませんが,その後,会計士以外に仕事を始めたとしても会計なら何にでも関係してくるし,いい意味でつぶしがきくと思ったからです。

理由その3!

三つめには,将来的には会計士以外の事業を展開していきたいと思っていたので自分が会計士なら,その会社で公開を目指す際にスピーディーにできるのではないか,また,将来的に所得が増えた時も適法にかつ効果的に自分の資産形成ができるのではないか,また,会計士として色々の会社にお邪魔することによりサラリーマンなら一つの会社しか体験できないところ,様々な会社のよいところを勉強できるのではないか,などあらゆる面から検討した結果,これは自分の進む道だと確信したのです。

今,三次試験にも合格し,独立開業した今となって思い返してもその当時考えていたことは基本的に間違っていなかったと思います。

私が会社を辞めて公認会計士試験に専念しようとしている時に,当時の会社の後輩が送別会の席で酒を飲みながら「山田さんは自分のやりたいことが見つけられてよかったですね。」と言われて軽い衝撃を受けたことを今でも覚えています。

といいますのも,私は大学受験の時には明確な目標がなく,その後何がやりたいかについてしばらくは漂流していた自覚があったのですが,これはかなり特殊な出来事で自分だけ特別なんだろうと思っていたのです。しかし,自分以外にもやりたいことがはっきりと分からないという人が身近にいるということに驚いたのです。そういった意味で自分のやりたいことが見つかった私は幸せ者なのだろうと思うと同時に,昔の自分と同じように漂流している人がいたら何らか手助けがしたいと思っています。

その当時も漠然と今後はより仕事が専門化し,従来のような会社の中だけで通用するジェネラリストは淘汰されていくと感じていましたが,今の大企業でもいつ倒産するか分からない状況下ではよりその思いはより強くなっています。もちろん誰もが資格を取って専門職を目指すのがよいとはいいませんが,これからは自らの向上心に磨きをかけ,実力をつけていかないと自分の食い扶持さえも確保できなくなる可能性があります。今までのように寄らば大樹の陰というような考え方では生き残ることもできなくなります。そんな状況下で組織を飛び出して独立開業しようというような気概のある方を是非とも応援していきたいと思ってます。