海外渡航における同伴者の旅費

海外渡航費での同伴者の旅費

海外渡航における同伴者の旅費

前回は海外渡航費における支出はなかなか経費に入れがたいことに触れましたが、今回は海外渡航における役員の同伴者の旅費についてみていきたいと思います。

法人税基本通達には「法人の役員が法人の業務の遂行上必要と認められる海外渡航に際し、その親族又はその業務に常時従事していない者を同伴した場合において、その同伴者に係る旅費を法人が負担したときは、その旅費はその役員に対する給与とする。」としています。
すなわち、役員が業務上必要な海外渡航費であっても奥様等を同伴した場合、その旅費は経費にならないということです。
ただし、一応例外がありまして、次に掲げる場合のように、「明らかにその海外渡航の目的を達成するために必要な同伴と認められるときは、その旅行について通常必要と認められる費用の額は、この限りでない。」とあります。調査の際に(3)に該当すると主張してみたいところですが、よっぽどのことがないと厳しいかなと思います。

(1) その役員が常時補佐を必要とする身体障害者であるため補佐人を同伴する場合
(2) 国際会議への出席等のために配偶者を同伴する必要がある場合
(3) その旅行の目的を遂行するため外国語に堪能な者又は高度の専門的知識を有する者を必要とするような場合に、適任者が法人の使用人のうちにいないためその役員の親族又は臨時に委嘱した者を同伴するとき

また、前回触れた同業者団体での研修旅行に社長と奥様で出かけたような場合、社長の分の渡航費も前回みたようにダメですが、同伴した奥様の場合も今回みたようにダメということになりますのでご注意ください。

(法人税基本通達9-7-8)